ファイル名の指定について

常に操作の対象にしたいファイルまでのフルパスを渡してください。例えば、

baOpenFile( "myFile.pdf", "normal" )

ではなく、

baOpenFile( "c:\data\myfile.pdf", "normal" )

と指定してください。
操作対象としているファイルが、プロジェクタやアプリケーションと同階層にあったとしてもそのようにしてください。プロジェクタやアプリケーションと同階層にあるファイルを扱いたい場合は、Lingoの the applicationPath や the moviePath で対応することができます。これらのシステムプロパティはプロジェクタ/アプリケーションや現在の.dirファイルまでのパスを返します。プロジェクタと同じフォルダにあるファイルを開きたい場合は次のように指定してください。

baOpenFile( the applicationPath & "myFile.pdf", "normal" )

フォルダ内のファイルを開くには、パスにフォルダの指定を追加してください。

baOpenFile( the applicationPath & "data\\myFile.pdf", "normal" )

また、Lingoの @演算子を使うこともできます。これは the moviePath と同様のものですが、クロスプラットフォームのパス指定に使うことができます。 :や/ 、\ といったキャラクタがパス名に含まれていた場合、適切なセパレータに置き換えられます。

baOpenFile( "@:Data:myFile.pdf", "normal" )
baOpenFile( "@/Data/myFile.pdf", "normal" )
baOpenFile( "@\Data\myFile.pdf", "normal" )

上記のすべては、両プラットフォームでDataサブフォルダ内の myfile.pdf を開きます。
@の後にもフォルダセパレータを入れてください。
@演算子を使うためには、Mac版のバージョン1.4およびWindows版のバージョン3.6が必要です。